杉でSUPボード!?
サーフボードの発祥は木?
東京オリンピック2020ではオリンピックの新競技となった「サーフィン」
五十嵐カノア選手が銀メダルをとり、日本国内でもますます注目されています!
五十嵐選手が準決勝で見せた空中をくるっと回って着水するすごいパフォーマンスは記憶に新しいですよね!
近代スポーツともなったサーフィンを行うためのサーフボードは軽くて丈夫な樹脂製のものが一般的ですが、サーフボードの起源は「木」と言われています。
サーフィンとは
サーフィンとは海の波に乗り楽しむウォータースポーツです。
サーフボードと呼ばれる板を使う他、ハンドプレーンとフィンをつかうボディーサーフィンなどさまざまな楽しみ方があります。
波乗りの起源
そんなサーフィンは、ハワイやタヒチに住んでいた古代ポリネシアの人々の遊びから生まれたものだと言われています。
海の民といわれる古代ポリネシアの人々は、大洋を航海する高度な技術を持ち、漁業をおこなっていました。その際に使っていた船に「アウトリガーカヌー」というものがありました。

アウトリガーカヌー (現代の日本でも自作で楽しまれている方がいらっしゃいます)
この船で波に乗る楽しさを感じ、遊びとして板切れに乗って遊ぶ「波乗り」がはじまりました。
その板切れもうまく波をとらえるために形を変え、アライアと呼ばれる原始的なサーフボードが作られるようになりました。

杉のアライア
サーフボードの進化
このアライアという原始的な木のサーフボードは時代とともに変化を遂げます。
より小回りが利くように小型化が求められ、小さくても浮力が得られるように素材も木から樹脂(強い発泡スチロールのようなもの)へ置き換わっていきました。

サーフボードのイメージ
現代にも残る木のサーフボード
樹脂製のサーフボードが機能性に優れますが、木には木の良さがあります。
自然と一体になる感触は他に変えられません!
日本にも杉(すぎ)や桐(きり)といった軽くて粘り強い樹種がありサーフボードとしても加工されています。
なにより、山の資源を使い適切に管理していくことが山から下流につながる川、そして海の環境を守っていくことに貢献します。
SUPボードやサーフボードは体験だけでなくインテリアとしても最近はよくご注文いただいています。
詳しくはWoodBoard KUKUのページをご覧ください!